先日紹介した
サービスサポートとサービスデリバリには
合わせて10のプロセス(活動)と1つの機能(部署)が
存在します。



サービスサポートは、
日常業務のITサービス支援を行いますが、


次の1つの機能と5つのプロセスが用意されています。


①サービスデスク(機能)
 →ユーザとの単一窓口として…
  障害関連・操作関連の問い合わせを受付けます。


②インシデント管理(プロセス)
  ※インシデント=通常運用に属さないイベント(障害・問合せ)
 →システム障害をはじめとした問題が発生した際
  速やかにサービスを回復させ、
  ビジネスへの影響を最小限に抑えます。


③問題管理(プロセス)
 →インシデントを引き起こしている
  根本的な原因である問題を発見し除去します。
  ※インシデント=通常運用に属さない障害


④変更管理(プロセス)
 →ITサービスに関する変更を一元的に扱います。
  変更要求を受け入れて、変更に関するコントロールを一貫して行います。
  ※変更要求(RFC)=ITサービスに対する変更の要求(Request for Change)


⑤リリース管理(プロセス)
 →構成アイテムを実環境へ投入する作業を行います。
  ※構成アイテム=ハードウェアやソフトウェア、また管理文書など


⑥構成管理(プロセス)
 →構成アイテムに関する情報を一元管理します。
  そのため、構成管理データベースを構築し、維持します。




サービスデリバリでは
中長期的なITサービスの立案およびコントロールを行います。


次の5つのプロセスが用意されています。


①サービスレベル管理(プロセス)
 →顧客要求を理解・調整し、
  サービスレベルアグリーメントを結びます。
  また、サービスレベルが維持できているかを監視します。
  ※サービスレベルアグリーメントSLA)=サービスについて顧客と締結した協定文書


②可用性管理(プロセス)
 →ITサービスを常に使用可能な状態にするため
  計画・改善を行います。


③キャパシティ管理(プロセス)
 →ITサービスのキャパシティを
  コストとのバランスを取りながら提供するための
  計画や改善を行います。


④ITサービス継続性管理(プロセス)
 →地震・火災などの災害のリスク対策を行います。


⑤ITサービス財務管理(プロセス)
 →ITサービスにかかる費用の計算を行います。


興味をある方は、早速トライしてはいかがでしょうか?


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